詩人:月島レナ | [投票][編集] |
我慢しなくていいんだよ。 そっと ぼくが ぎゅって
だきしめるから
構わず泣いたって
いいんだよ。
心配しなくていいよ。
ぼくはずっと
そばにいるから
安心して眠って
いいよ。
大丈夫だよ
ちゃんと此処に
いるから
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街の真ん中で
ふと空を見上げると
虹が架かっていた
とてもキレイな虹だった
その虹を見てるだけで
幸せな気持ちになれた
気がつけば周りの人達も
その虹を見上げていた
その人達の顔は
とても穏やかだった
みんな優しい顔をして
温かい目で虹を見ていた
虹は一生懸命
生きている人達への
神様からの贈り物
だったのかもしれない
幸せは案外 自分の近くにあるのかもしれない
あなたはいつも
地面を向いて歩いてるから知らないだけ
少しだけ顔を上げて
前を見てみれば
ほら、こんなにも
キレイな景色がある
こんなにも穏やかな
時間が流れてる
太陽の眩しい光を浴びて
こんなにも、みんなの
笑顔が輝いている
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涙を見せないことが
強さじゃない
泣かないことが
弱さじゃない
弱さを見せないことが
強さじゃない
逃げることが
弱さじゃない
耐えることが
強さじゃない
リスカすることが
弱さじゃない
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なんだろう、この気持ち
言いたいことがあるのに、伝えたいことがあるのに、 …どうしても言えない
まともに話すことも
できない
このドキドキは何?
そっと自分の胸に
手を当ててみた
ああ、やっとわかった
やっと気付いたよ
私は…
あの人のことが
好きなんだ
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ある女の子がいました
彼女のお姉さんは
三年前 殺されました
彼女は姉が殺された
その日から
哀しみと悔しさのどん底に突き落とされました
僕は色々な方法で
彼女を救おうとしましたが まったく無意味でした
地上から幾度
手を差しのべても
彼女を救いあげることは
できませんでした
だから僕は
彼女のいる谷底に
降りていくことにしました 他に方法はありますか?
それでも諦めなさいと
言いますか?
どんな罰も受けます
僕の命をとっても
構いません
彼女と一緒に
見ることができるのは
地獄だとしても
それでも
僕は…、
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空を見上げると、
空は泣いてた
まるで自分の顔を雲で
隠してるかのように
青空ではなく
灰色の空だった
空は大粒の涙を
街中に降らせていた
気付けば、
私の頬も濡れていた
私の頬を伝う雫
はたしてこれは
私の涙か、
それとも空の涙か
その答えを
知る者はいない
私でさえ、
わからないのだから
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自殺願望者の人に
俺は何をすればいい?
俺の一言で
「生きたい」って
思ってくれるかもしれない でも、もしかしたら
俺の一言が
「死」の引き金に
なるかもしれない
その人によって
言葉の受け止め方は
違うから
「死ぬな!」と叫んだら
逆にプレッシャーになって死んでしまうかもしれない ああ、俺の力は
なんて非力なんだ
叫ぶことも出来ないくらい無力なのか
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私は泣きたくても
泣けません
私の瞳は泣けません
瞳は手首に頼みました
「私のかわりに
泣いてほしい」と
手首は真っ赤な涙を流して泣いてくれました
それは私が初めて
リスカをした時でした