ホーム > 詩人の部屋 > 月島レナの部屋 > 私達の物語

月島レナの部屋


[110] 私達の物語
詩人:月島レナ [投票][得票][編集]

祈りはどんなに
祈ってても届かず
呟く声は蝉時雨に消える
            私は胸の傷
あなたに告げずに
ただ迫る痛みに跪く
            もう何度 引き裂かれ
千切れただろう
希望が絶望に変っただろう            あなたと私の
思い出の中にある
悲しみと嘆きが
こだまする
            失ってしまった代償は
とてつもなく大きすぎて
取り戻そうと必死に
手を伸ばして もがくけどまるで風のように
すり抜けて
届きそうで届かない
            もう一度あの頃に戻ろう
楽しかったいつもの日々に戻ろう
今度はきっと大丈夫
いつも傍で笑っていよう
あなたのすぐ傍で
                        これからは私達の物語
何があるのか
早く知りたいね

2011/01/20 (Thu)

前頁] [月島レナの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -