詩人:杏仁どーふ | [投票][編集] |
デパートの出入口にゴミがポツンとひとつあった
誰も気にも留めず通り過ぎてゆく
拾ってみたものの辺りにごみ箱が見当たらない
ソレを私はカバンの中に入れた
『一日一善』なんて座右の銘もってないけど
ちょっとだけ胸張って歩いてみた
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顔は知ってる
住んでるトコも知ってる
好きな人のコトも知ってるし今日嬉しかったコトや悲しかったコトだって知ってるのに声もしらないし動いてるトコだって見たことない…
だけどかけがえのない人
一緒に喜んで怒って哀しんで楽しみ笑いあえる
一度も会ったコトないのに
こんな私のコト大切だよって言ってくれる…
私の大好きな人達
この文字と一緒に私の想いも届くといいな
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私の長かった一日が
Bつの鐘の音と共に終わりを告げる
疲れた心を癒してくれるのは内緒で録音したあなたの優しい声
逢えなかった日はせめて夢で逢いたいと
枕の下にあなたの写真を置くの
小学生の時に見た本に書いてあったおまじない
どうか今日こそ逢えますように
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醜い心にフタをして
善人ぶって生きてます
毎日偽善振りかざして
フタ壊れそうになっても
補強して笑顔作ったら
いつか本物(善)になれる日が来るかなぁ
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ただ普通になりたいの
普通におしゃれ楽しんで
普通にご飯食べて
普通に仕事して
普通に友達と遊んで
普通に恋をする…
私はいつも普通じゃない
そんなに贅沢な願いかなぁ
普通って…
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あの時あなたから離れなかったら違う未来があった
何度そう思ったかわからない
あなたを想い眠れぬ夜
何度夢に出てきただろう
あなたに気付いて欲しくて遅くまで残った
放課後の美術準備室
一緒に撮りたくてわざと机に置いたカメラ
あなたが後ろから来ないか振り返りながらゆっくり歩いた帰り道
あなたに贈ったちょっと可愛いネクタイとタイピン
あなたといった定食屋
あなたが連れてってくれた何も見えない霧の展望台
どれも私の胸に色褪せる事無く今も尚輝き続けてる…
そんなあなたは過去の人
手を離したのは私
今あなたの横には別の人がいる
あなたとの未来想像してみたけど所詮自分の思い通りの未来しか描けない
過去は変えられないけど
これでよかったんだって思えるのはこの前見た映画のせいかな?
私がいなかったから
あなたは幸せになれた…
ただ私という人間がいたということを一度でいいから死ぬ迄に思い出してくれれば私の想いは報われるから
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目の前に続く永い階段
いくら進んでも
終わりが見えない現実
上がって行く気力なんて
もうこれっぽっちも残ってないよ…
でも一段上だけ見ていたら私にも進めるかな
だって頂上が見たいから…
私しか昇れない階段
そこには私にしか見れない世界が待ってるから
詩人:杏仁どーふ | [投票][編集] |
初めて買ったアクセは
あなたと買ったペアリング
ちょっと安物だけど
私には大きなダイヤモンドより何百倍もキラキラして見えるよ
だって大好きなあなたとお揃いだから
でもせっかく素敵なリングなのにはめる指が赤くてガサガサでごめんね
それでも「とっても似合うよ」って言ってくれるあなたが大好きです
そんなあなたにいつか
左手の薬指に光るあなたとずーっと一緒にいれる証を貰える日がくるのを願ってもいいかな?