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knemoの部屋  〜 投稿順表示 〜


[20] キュンフルエンザ
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胸が「キュン・キシュン」
くしゃみしたら
嬉しい嬉しい
キュンフルエンザの感染です

恋が実る病です

壱/天文学数字分の確率
で感染する恋愛の病

運良く僕は感染しました
嬉しくて嬉しくて
家族や友達に自慢して
ほんのひとときの
幸せに浸ったぼくは
つい心地好く寝てしまいました

〜 それから翌朝〜
僕のくしゃみも病もすっかり治まり
いつもの朝にかわりました

好機を物に出来なかった僕に
追撃の知らせが届きました
病の間に欲を張って密かに
想いよせるあの娘を宣言しなかった事で
実ほのかに僕に想いを
よせていたあの娘が僕を
諦めて他の誰かと幸せになったことを

僕は大好きなあの娘と
一緒になれなかったけど

キュンフルエンザの免疫ができました
【熱い心は早く素直に】

またどこかで誰かの
「キュン・キシュン」が
聴こえるような春の朝です

2008/04/21 (Mon)

[21] 集 団
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最近服装とか
乱れてきたよな 俺
緊張間の無い今の環境
なめてるよな 俺

いったい誰に
注意されたいんだい

いったい誰に
反抗しているだい

最近だれも
近づかないよな お前も
声もしないよな あいつも

その濁った空気
みんな平気なのかい

乱れてるよな あいつも
なめてるよな お前も

そのすさんだ環境
みんな平気なのかい
みんな気づかんのかい

気づいたのが俺だけなら
俺が変えてやるよ

まず俺が変るよ
だから気づいてくれみんな

自分しか見えていない事を

2008/04/22 (Tue)

[23] テレパシー
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仲良くなり過ぎたのが
間違いだった

お互いの隅から角まで
知り合って 曝け出して

何をするにもいつも一緒だった
いつしか言葉さえ使わなくても
伝わったし理解しあえた

時にはテレパシーだなんて
言ったりしてね

お互いの行動言い当てたりして
超能力だなんてはしゃいで

本当はとても小さな人間で
お互い考えや行動が狭かっただけなのに
弱さを共有していただけなのに

本当はとてもズルイ人間で
お互い良い所しか見なかっただけ
汚い所見せなかっただけ

テレパシーだなんてね

お互い疑りあってただけなのに

2008/04/22 (Tue)

[24] 隠れ家の図書館
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私は一番この場所が好き

題名眺めているだけで

夢がいっぱいひろがる

手が届かない
一番上の棚だって
彼方がそっと後ろから
手を伸ばしてくれそうで

いつか彼方が教えてくれた言葉
「素敵な題名をみつけた時から貴方も詩人の始まり」
懐かしくて淋しくて
またここに来てしまう
私の隠れ家の図書館に

彼方を感じるこの場所に

彼方がそっと後ろに表れそうで


2008/04/23 (Wed)

[26] 「無理無理」
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"あと少しもう少しやせたら
あの彼に会おう"

"あと少し自給上がったら
あの娘を誘おう"

"あと少し もう少し・・・"

あちこちから聞こえるね
 心の声が心の叫びが

分かるよなよなその気持ち
 分かってやれよなその努力

みんなのあと少しに負けない様
 僕ももう少し努力しよう
  
えっ少しじゃ
 
「無理無理」だよな でも

分かるかなー俺の気持ち
 分かかんねーだろうな俺の努力

2008/04/24 (Thu)

[28] 僕の雪舟
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僕の詩を読んで
笑っていたお兄さん
僕の詩を笑いに変えて
お笑い芸人になりました
”なんでやねん”

僕の詩を読んで
良いねと褒めてたお姉さん
僕の詩をメロディに変えて
ミュージシャンになりました
”ズルイぜベイビー”

しゃべれない僕

ただ ただ悲しくて
涙がポトポト・ズルズル
僕の詩を黒く灰色に染めました
ただ ただ不思議と涙が止まり
涙で灰色に染まった詩を
指でなぞってみたら
素朴な水墨画に変りました

”僕だけの雪舟ができました”

そうだ僕は絵描になろう

2008/04/24 (Thu)

[29] 優等生
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ちょっと成績が
落ちただけなのに

ちょっと病んでる
だけなのに

もう終りだみたいな
目でみるやつらばかり

いつからそんな風に
変わっちゃうの

自分がそう思ってしまう
だけにしておきたいよ

2008/04/25 (Fri)

[34] "間"
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なあ どうしてそんなに
 優しくしてくれるんよ
  何にも得もねえのによ

そりゃ俺テキには嬉しいけどよ
 他の奴らにも優しいじゃぁな
  なんかもったいなくねえか

なあ そう笑ってるようだけど
 俺ナリに嫉妬とかありだぜ
  なんか恥ずかしいけどよ

  でも ”間 ”そう ぉよ



2008/04/27 (Sun)

[38] 樹 海
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おや過去を忘れてきたのかい

それとも置き去りしたのかい

いやきっぱり捨てて来た様だね

命と引替えに この樹海の海に

そんな君は陸に帰してあげよう

ほら過去を忘れてきた奴
の過去だ受取れ

ほら過去を置き去りにしてきた奴
の顔と体だ受取れ

奴らの未来は君の物だ
気に入った物を選んで行くがいい

「嫌か」

嫌なら君の来るべき場所ではない

君はまだ自分を愛しているようだ

2008/05/02 (Fri)

[48] 帰路
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彼方が拾ったのは
風邪をひいた兎
満月まで待てなくて
雨の中飛び出して
必死で月を探して
道に迷った兎
それは弱った私
彼方は月への道を知っいるの?
教えてほしいの
母のいる月への道を

私の汚れた雲
吹き飛ばせるなら

満月まで待てないから
母がもう満月になれないから

2008/05/16 (Fri)
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