詩人:knemo | [投票][編集] |
余った愛情をこぼしている人よ
せめて小さな花でいい
見つめてほしい
やがてその手が如雨露に変る様に
失くした愛情を探している人よ
せめて小さな鏡でいい
探してほしい
やがて鏡に失った写真が甦る様に
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雨の日に限って
誘ってくる確信犯
湿度100%の瞳
そして 誘惑
心 身体 ズブ濡れで
雨音は悲鳴を
傘は証拠を
かき消すだけ
そんな一夜だけの
現実も
雨が誘う妄想が
雨の確信犯を生み続け
夜のネオンに吸い込まれ
雨音は罪悪感を
傘は濡れた情事を
隠しつづけるだけ
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彼方が拾ったのは
風邪をひいた兎
満月まで待てなくて
雨の中飛び出して
必死で月を探して
道に迷った兎
それは弱った私
彼方は月への道を知っいるの?
教えてほしいの
母のいる月への道を
私の汚れた雲
吹き飛ばせるなら
満月まで待てないから
母がもう満月になれないから
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おや過去を忘れてきたのかい
それとも置き去りしたのかい
いやきっぱり捨てて来た様だね
命と引替えに この樹海の海に
そんな君は陸に帰してあげよう
ほら過去を忘れてきた奴
の過去だ受取れ
ほら過去を置き去りにしてきた奴
の顔と体だ受取れ
奴らの未来は君の物だ
気に入った物を選んで行くがいい
「嫌か」
嫌なら君の来るべき場所ではない
君はまだ自分を愛しているようだ
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なあ どうしてそんなに
優しくしてくれるんよ
何にも得もねえのによ
そりゃ俺テキには嬉しいけどよ
他の奴らにも優しいじゃぁな
なんかもったいなくねえか
なあ そう笑ってるようだけど
俺ナリに嫉妬とかありだぜ
なんか恥ずかしいけどよ
でも ”間 ”そう ぉよ
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ちょっと成績が
落ちただけなのに
ちょっと病んでる
だけなのに
もう終りだみたいな
目でみるやつらばかり
いつからそんな風に
変わっちゃうの
自分がそう思ってしまう
だけにしておきたいよ
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僕の詩を読んで
笑っていたお兄さん
僕の詩を笑いに変えて
お笑い芸人になりました
”なんでやねん”
僕の詩を読んで
良いねと褒めてたお姉さん
僕の詩をメロディに変えて
ミュージシャンになりました
”ズルイぜベイビー”
しゃべれない僕
ただ ただ悲しくて
涙がポトポト・ズルズル
僕の詩を黒く灰色に染めました
ただ ただ不思議と涙が止まり
涙で灰色に染まった詩を
指でなぞってみたら
素朴な水墨画に変りました
”僕だけの雪舟ができました”
そうだ僕は絵描になろう
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"あと少しもう少しやせたら
あの彼に会おう"
"あと少し自給上がったら
あの娘を誘おう"
"あと少し もう少し・・・"
あちこちから聞こえるね
心の声が心の叫びが
分かるよなよなその気持ち
分かってやれよなその努力
みんなのあと少しに負けない様
僕ももう少し努力しよう
えっ少しじゃ
「無理無理」だよな でも
分かるかなー俺の気持ち
分かかんねーだろうな俺の努力