詩人:knemo | [投票][編集] |
周りがみえなくなって
相槌ばかりの日々が続き
笑顔の中にため息ばかりで
心が壊れゆくから
星砂の占をしました
目を閉じて一つだけ
手にした星砂のとげを数える占いを
とげの数から始まる出逢いを
私だけの占いを
新しい出会いがあって
大切にしているつもりでも
だけど気づけないうちに
引き裂いてしまうから
星砂の占をしました
目を閉じてすこしずつ
手の平から溢して最後に残った占いを
とげの数だけ実らない恋を
私だけの占いを
詩人:knemo | [投票][編集] |
幾つも出会いがありまして
うれしい出会いもありまして
あの娘が町にやってきた
靴下の町からやってきた
まっくろ黒毛の髪の毛で
まっくろ黒地の服をきて
夜光虫が集まる店で働くよ
ピーンボールの玉となるよ
あっちへ行ったり
こっちへ行ったり
高得点を弾きだし
ハイスコアー叩きだし
一番下のアウトポケットの
僕のとこまで抜けて来ません
まっくろ黒毛の髪の毛も
まんまる笑顔のほっぺたも
僕のとこまで抜けて来ません
僕のとこまで帰って来ません
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ただね なんとなくね
彼方が気になって
ただね じわーっとね
彼方を好きになって
ただね すぅーっとね
彼方がいなくなって
ただね でもね やっぱりね
彼方が気になって