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青空の部屋


[2] 桜雨
詩人:青空 [投票][編集]

春、風がふく 僕たちの
背を後押ししている

あれは突然のこと
いつの日から僕の眼に映りだした

名前はまだわからない
訊く勇気さえ探してた

移り行く 季節とともに
声を聴いて 優しさに触れた

直線引いた ひこうき雲
どこまで 伸ばそうか


早く過ぎてく 月日
今はもう 二度目の春


桜雨、降らり 僕たちは
ピンク色の道を歩き出す

初めてくぐった校門
すべてが新鮮だった

いつの間にか 僕の眼に映っていた

名前を知った 今なら
呼び止めることもできる

変わりゆく 季節のどこかで
いつか 呼んでくれるかな

直線引いた ひこうき雲
どこまで 伸ばそうか


早く過ぎてく 月日
今はもう 桜散る春



2007/04/22 (Sun)

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