ホーム > 詩人の部屋 > 結奈の部屋 > 雨音

結奈の部屋


[16] 雨音
詩人:結奈 [投票][編集]

響いて止まない雨音
ひとつになっても
打ち付け重なるのね


誰にも見つからずに
影に隠れた
あたしを連れ出した…

繋いだ手の温かさ かみしめた

絡み付く こんな気持ち ずっと 刻まれたらいいのに…

窓の外には雨音…

側にはあなたの唇…

この距離の答えを 預けていたの

慣れない手つきも 何かを探る瞳も 全て愛しくて
幸せだと感じた


出口のない夜が ずっと続けばいいのに

今は 色褪せた痕だけが
あたしの 体の奥に残っている


あなたが 消えない様に…。
あなたが 消せない様に…。

2006/01/04 (Wed)

前頁] [結奈の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -