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結奈の部屋


[40] 剥がれた剣
詩人:結奈 [投票][得票][編集]

自分に 人を幸せにする力があると 信じた
側で支えれると 思っていた

強いと思って 戦えると疑わずに 剣を抜いたのに 
ダイヤより硬い剣のはずなのに
実は…泥だった


君が目の前で飛び込むのを泣くだけしか出来なかった

最後に何も言えずに

結局は この手の中には何も力もなく
誰も守れないコト気付いたよ


強がり…強がり

本当は支えるコトも出来なくて 君は 行き場を失していたから
空に還ったんだ。


剥がれた…剥がれた

泥の様に柔らかくて
重くて
泣いてばかりだから
余計に 形を失して行く

剥がれた剣…

2005/09/29 (Thu)

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