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[1] 『3・14』
詩人:arisa [投票][編集]

あの日
何が起きたのか分からなかった… あいつの携帯電話に何度も何度も電話した。 …『結婚した、子供はもうすぐ生まれるよ』と聞いたのは3ヵ月前、突然の知らせに祝う事すらしないまま『えっ頑張れ』とだけ言い電話を切った。 昔あいつの話は女に振られた話が多かった、でもその分幸せになりたいと言う願望を人一倍持っていたね年下なのに仕切り屋でたまに喧嘩にもなったりしたけど憎く思う程周りもあいつを可愛がってた、でもだんだん会う時間が減って…今ではたまにの電話が当たり前になっていて、その中で仲間と言う絆を皆で確認し合い、会わなくても元気でいると思った。
あの日…携帯のメールが転送で送られてきた、ふいに開いたメール…急いであいつの携帯に電話をした… 出ない携帯電話を切り急いでメールで知らされた場所に向かった…
あいつは居ない。
…メールをしたら返して来るあいつがメールも返してくれなかった。
あの日何にも言わずにあいつは18歳で何も届かない所に逝ってしまった。
あいつに言いたい事があるのに…
あいつと話したい事があるのに…
あれから2年経つ…
まだ生きている気がして、電話が来る気がして、あいつの番号は消していない。…3・14 ユウキ、イツマデモマブダチダゾ ワスレナイデネ、ウチラハワスレナイヨ

2004/11/05 (Fri)

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