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浅羽の部屋


[1] グランジ・ロック
詩人:浅羽 [投票][得票][編集]

擬似的妄想浮き雲を
ベルトで縛り今日も行く
巧言令色罵詈雑言
いらないモノは棄てて行こう
挑発的な顔つきで
無人の大都市駆け回る
希望の光はまだ見えず
それでも空へと手を伸ばす

廃退的な超振動
明日への扉に押し当てて
切り開いてく確かな道は
抽象的な二進数
あるはずもない夢の国
進んで行くさこの足で
それが幻だったとしても
僕はそれすら気付かないから

不規則病的白雪を
籠に閉じ込め夢を見る
赤熱情熱灼熱が
その身を焦がして夜に舞う
感情的な受動態
見えない未来を探してる
確かなモノは何処にも無い
だけどもそれを望んでる

廃退的な超振動
明日への扉に押し当てて
切り開いてく確かな道は
抽象的な二進数
あるはずもない夢の国
進んで行くさこの足で
それが幻だったとしても
僕はそれすら気付かないから

変動滞納悪徳衝動
消えた夏の日アリバイ工作
官能超越荒唐無稽
拾った欠片は排水口へ

廃退的な超振動
明日への扉に押し当てて
切り開いてく確かな道は
抽象的な二進数
あるはずもない夢の国
進んで行くさこの足で
それが幻だったとしても

僕はそれすら気付かないから
僕はそれすら気付かないから
僕はそれすら気付かないから

2012/02/03 (Fri)

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