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浅羽の部屋


[22] クローバー
詩人:浅羽 [投票][得票][編集]

四つ葉のクローバーを探して
駆けずり回ったあの頃
気付けば夕暮れ時で
僕は独りきりだったんだ

壊れしまったこの世界
どこかに落とした夢とか
無くしてしまった痛みが
目覚めを悪くしてるのさ

この手伸ばして
掴もうとして
零れて行く
砂の在処は

此処で消えて
そしてひび割れて
失って諦めて
それでも欲しかった
誰かに愛される
ただそれだけで
救われる気がした
だから怖かったんだ

前向きになんて生きれない
装飾だらけの街並み
周りは眩し過ぎて
隠れる様に眠ったんだ

開けた視界に映った
投げ売りされてる悲しみ
過ぎ行く人々は誰もが
満足そうに買って行った

その手伸ばして
はめ込んでいって
流れて行く
涙の価値は

此処で消えて
そしてひび割れて
失って諦めて
それでも欲しかった
誰かに愛される
ただそれだけで
救われる気がした
だから怖かったんだ

浅眠状態老婆が
嗄れた声で叫んだ
裏切っていった明日は
笑顔のままで溶けてく

幼い頃に描いてた
偶像理論の産物
飴玉みたいに転がる
幸せ探して嗤うのさ

此処で消えて
そしてひび割れて
失って諦めて
それでも欲しかった
誰かに愛される
ただそれだけで
救われる気がした
だから怖かったんだ

2014/04/07 (Mon)

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