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Asaki No'9の部屋


[20575] 彼岸花
詩人:Asaki No'9 [投票][編集]

君は向日葵のような
眼差しだった 
アイツの事
ずっと見守っていた
秘めた嫉妬と
苛立ち抑えるように 
僕はいつもガムを
噛んでいた

誰にも
知られないように
していた
君への思いは
結局 誰にも
バレないまま・・・

あの日
燃やした
君への手紙は 
彼岸花のように
綺麗で
何故だか
分からない
フリをして 
涙目で
遠くを眺めて
悲しい思い出だけ
消して欲しいと
本気で願って
灰になった手紙を
バラバラに踏み散らした

もうとっくに
大人になった
つもりで居たけど 
まだ認める
勇気もなくて
何が正しくて
何が間違いなのかも
分からない 
秋風が・・・

幼い声・
凛とした瞳・
風と漂う黒髪が
走馬燈のように
スローモーションで

あの日
燃やした
君への想いは 
彼岸花のように
儚く
何故だか
分からない
フリをして 
涙目で遠くを
眺めて
悲しい
思い出さえも
いつか笑えるように
なりたいと
無力を感じながら
歩き出す、
これからは
前を向いて・・・

2004/11/11 (Thu)

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