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鬼姫の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 睡眠 依存症
詩人:鬼姫 [投票][編集]

いつだって
そう どんな時も
忘れない

穢れた空気に肺を焼かれても
澱んだ水に喉を塞がれても

あの日見た 夢
目覚めて思わず涙した、
あの夢だけを心に縫いつけて

何があっても
失くさないように

私が朽ちても
消えないように

痛々しい現実よりも
甘く突き刺さる夢
選ぶ指先
貴方の姿を写した瞳
忘れないように

ほら

また夜が来る

閉じた闇色の双眸に
巡る物語
偽物の貴方だけど
ぎゅっと抱き締めて

感じる
幸せ

それが造り物だって知ってるけど
全てが満たされていく

それが造り物だって知ってるから
不意に空っぽになる




私は 睡眠 依存症




もう会えないはずの貴方に

今宵も逢うのでしょう


2005/12/20 (Tue)

[2] 恐怖心
詩人:鬼姫 [投票][編集]

人の心は
分からない

見えない

感じられない


今日は好き

だけど
明日は些細なことがきっかけで
大嫌いになるかもしれない

それは貴方も同じ



不安定すぎて
貴方に触れることすら




   怖い

2005/12/20 (Tue)

[3] 変わっちゃった
詩人:鬼姫 [投票][編集]

何年ぶりだろう

久しぶりに見かけたあなたは
すごく変わっていて

明るい茶髪に
じゃらじゃらピアス

記憶の中のあなたとは
どうやっても重ならなくて

可愛くなったつもりの自分が
全然変わってないこと

思い知らされて



なんだかもう
泣きたい

過去の面影に縋ってばっかりで
そのくせ自分だけは変わったと思ってた自分が

酷く貧相に感じられて




一瞬重なった視線
故意に逸らして  俯いたまま




気付かなかったフリ しちゃった・・

2005/12/21 (Wed)

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