詩人:スヌスムムリク | [投票][編集] |
なんだか
よくわからないけれど
生きたくて生きたくて仕方のない人が生きられなかったり
死にたくて死にたくて仕方のない人が死ねなかったり
生きているのに死んだ心を持っている人や
死んでいるのに人の心の中で輝き生き続ける人
生きたいなんて考えたこともないけれど当たり前に生きている人や
死にたくて死んでみたら意外とあっさり死ねてしまった人
いろんな人がいて
世の中は
うまくできているようないないような
よくわからないけれど
ふとしたときに
あなたを思い出す
軽々しく
「生きて欲しい」
「死んで欲しい」
そう言うことのできない私の心の中に
あなたはまだ生きています
きっと誰にもわからない
でもあなたにとって良いのであれば
それでいいのかもしれない
よくないのかもしれない
あなたが大好きです
あなたは今
幸せですか
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覚えておいてほしいのは
私も
兄も
お父さんも
お母さんも
学校の先生も
スーパーの店員も
大金持ちも
引きこもりも
ヤクザも
バレリーナも
職人も
アイドルも
総理大臣も
ピカソも
アンネ・フランクも
ヒトラーも
ジョン・レノンも
マイケル・ジャクソンも
あなただって
みんなみんな
たった1度の人生の中を歩いてきたということ
誰にも
特別に人生が2度与えられたことなんてないし、それでもその中でそれぞれがそれぞれの道をつかんでいるということ
ただ
私がひとつ言っておきたいことは
どの道が幸せかなんて、誰にもわからないということ
「幸せかどうか」を判断するのは、結局自分自身であること
そして
すべては自分次第で変えられる可能性があるということ
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知らぬ間に
空は高くなっていて
冬にはない
甘いかおりの風が吹く
気がつくと
そこには優しい陽があふれ
悠々と
氷った大地が顔を出す
雪解け水が
ちょろちょろ、ちょろちょろ
心の音が
さわさわ、さわさわ
ああ、
なんだか落ち着かない
わたしは冬が大好きで
冷たい暗いは好きだけど
すべてが希望に満ちるような
こんな気持ちも悪くない
真っ白、冷たく、静寂な世界に
垣間見えてきたこのぬくもりは
私たちの意思を問わず
どんどんと広がっていく
寒さに慣れた私の心を
優しいひかりが潤している
春が
やってきたのだ
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頂点を目指すことは
頂点に登りつめるということは
果たして本当に幸せなことなのか
人とは違う人生を歩み
普通を知らないということは
もしかしたら間違っていたのではないか
もっと当たり前の幸せな道があったのではないか
ではその
「普通」 とは
「当たり前」 とは何か
私にとっての「普通」と
世界が考える「普通」は
そんなに違っているのだろうか
お金がなければ生きられないじゃないか
愛がなければ生きられないじゃないか
愛したい
愛されたい
豊かな心ですごしたい
例えどんな暮らしをしていても
結局、人々が最後に行き着く願いというのは
みな同じではないのか
心の奥底の
純粋な部分で
本当に人が望むことに
「愛」
この他に何があるのだろうか
人は変わることができる
自分を変えることができる
でも
変えるべきかどうなのか
変わることが果たして本当に正しい選択になるのかどうか
私にはそれがわからない
どんな道でも
自信を持って
胸をはれる人生を歩む
すべてはそこから始まるのだ
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カラダが動かない
けれど
私が動かないと
周りが動けない
私は具合が悪くなってはいけない
いつでもみんなを心配する立場にいなければならないし
私もみんなを心配していたい
誰からも頼られる人になりたい
…でも
今はつらい
甘え かもしれない
自分でもそう思う
甘ったれていると思う
でも
どうしてもカラダが動かない
みんなの視線がイタい
どうしていいか
わからない
誰か
助けて下さい
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人生において
何が一番大切で
何を一番優先すべきか
そんなこと
ちっともわからないけれど
「金」
こう答える大人にだけは
絶対になりたくない
私は
甘いかもしれない
未熟かもしれない
でも
未来をあきらめるわけにはいかないのだ
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“いつしか必ず
誰もが幸せに
なれるなんて言わないけど
そう信じることで
必ず未来はかわるものだと思うから”
“苦しくて、つらくて、
すべてをなくしてしまっても
今かろうじて生きている自分がいるなら
もう少しあきらめないで”
ある日ラジオからながれてきたこんなうた
優しいメロディー
優しい言葉
私は彼を知らないけれど
彼がわかる
わからないけれど
少し感じる
偶然の出会い
運命の出逢い
彼の痛みを伴うこの優しさは
人々の心の中で
永遠に生き続けるのだ