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スヌスムムリクの部屋


[8] ひとり
詩人:スヌスムムリク [投票][得票][編集]


拒むことができたはずのキスを、

あたしは拒もうとしなかった。




あたしはあなたのことを、

好きになりたくて、

なりたくて、

どうしていいかわからなくて、



付き合って、長い時間一緒にいれば、

好きになれるかと思ったけど、


案外、思ったほどそう、

簡単でもなくて、




でも、やっぱり好きになりたくて、

ならなきゃいけなくて、





あたしはあなたのキスを受け入れてしまった。








でも、心の距離が近づけるはずだったキスは、


すればするほど、


悲しくて、


苦しくて、



あなたへのあたしの心を遠ざけていることに、



気づいてしまったの。







あなたは、

キスのあと、あなたの腕の中で流した、

あたしの涙をしらない。



突き刺さるような、

胸の痛みをしらない。






ねえ、

あたしはこれから、



どうしたらいい??

2010/06/23 (Wed)

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