詩人:あとりえ | [投票][編集] |
大きな葉が しゃらん
しゃらんと
季節受け
揺れると嬉しかった
たしか外には想うように
は出られなくなった頃から
季節の葉 しゃらん
しゃらんと
ホースの水や 雨の後
滴とともに
しゃらん しゃらん
そんな景 眺めながら
お茶煎れて飲む
青空や白い雲凪がれ
恋愛みたいに
好きな人とデートするみたいに
好きな人へ
電子文字で伝えた
自然現象は詩にはなりませんと指摘受けながらも
退屈だと想われても
季節の葉の
しゃらん
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
それは瞬く
小さな流れ星だらけのなか
みんな元気?
十年以上前から
今日まで語り合った人
ささやかな
それは遠慮なく晴れた
青空の下の
まるい草原を眺めるよう
翔ては
当たり前のよに
ささやかな一時
過ごし
凪がれた瞬くまに
瞬くまに
凪がれては
ずいぶん様々なこと
いろんなこと
起き凪がれたね
流れ星は
ささやかに瞬きながら
消えた
絵かフォトのよに
ただなんとなく印したくなって
まるい草原の上
瞬く凪がれ星のようなときを
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
すくっても
すくっても
指の間
落ちてゆく水の調べ
僕は
水掻きはないけれど
その調べをどうらや
識ってるらしい
遠く時の窓辺向こう
カーテン隠しながら
幸福たち微笑んでいた
季節の調べのなか
水掻きなど邪魔だ
人間らしく在りたい
何処まで日陰の奥へと
閉じ込める
指の間
すくい落ちる水の調べ
泳いだの?
どこを哀しみのなかを
ああ、だから
毒舌、辛口で
隠し誤魔化していたんだね
僕は気づかないフリして
半分生きていた
みんな100才まで生きてくよ
みんな
自ら絶った あの人でさえ
その時から脳に白い影
出来始めていたんだね
指と指の間の
水掻き消えた後から
人間らしい現実
白い影 回復するには
どうしたらいい
水
すくい落ちるよな時のなか
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
彼女はあなたに逢うために
陸を歩んだ
それは時の泉
さ迷いながら泳ぐよな
歩み方で
向こうの信号機上
瞬く凪がれ星
その行方占うように
時は行方不明のよな
迷路のような
一本道を与えて
途中 道は分かれた
どちらを択びますか?
心理占いのよに
簡単に択べる訳なく
逃避してみた彼女は
近くの森へ迷いに出かける
さあ何処に居る
何処へ向かう
陸を択んだ生き物たちは
創造という草原のカフェで
現実的な夢見ながら
森からの道は
曲がりくねった
一本道
みんなママにはなれない
だけど その道は
けしてわるいものでなく
自分で択んだようなもの
ならばそれなりの道を自ら択んだ
あなたたちが住む陸には
そんな森や道
草原の街の上
いつか消える虹を
眺めた
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
詩吟症候群のよに
白いイルカの背眺めながめながら
いつか聴いた詩吟
意識なか再生させた
掴みたいんだ
そのこころ
掴めないため
掴みたい
詩吟症候群となって
印せないし
唄えないよな
ジレンマ連鎖
再生する
始めて聴いた
ショックに近い
あの感動
どうでもいいことのようで
とてつもなく大事なことで
聴いてみれば
理解して貰えるかな
このジレンマ
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
誤魔化したわけでなく
逃げている
この狭い空間の記しなかで
時折でなく
空をまた眺めるよな時間割
逃げていい?
月より翔て
翔て
翔た
地球日和に逢いたい
苦痛と幸せの方程式など
説けない
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
潮かほりの おむすび
晴れた午前中の
フレンチトースト
また普通の人病
幸福病、出現
地球日和の時間割に
ふとあらわれた表現
地球日和
花はフォトよりきれいで
鮮やかで
セピアに暮れて
そして僕らは
別々の空の下の
地球日和
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
公園のベンチに向日葵の種
かじる栗鼠が居て
肩に乗って遊ぶんだ
乗って遊んでくれ
どんぐり転がってくるよなあの公園から
眺めた空から
数年先
公園は閉鎖の札
無邪気な時間割は終わったと
ベンチに置き手紙的な
落書き
空にはその間
幾度となく虹かかり
それはいつか消えるんだと
いつも報せていた
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
岬から桜散る物語
蒼き漁火
隠す見逃した事実
遠くで星吸い込む宙
下駄の鼻緒切れても
物理的な反応
そこに因果関係は無し
ただね
切れた鼻緒の下駄では
そこから先は
裸足で走っていった物語
現実に創られて