詩人:あとりえ | [投票][編集] |
傷ついた僕は知らずして
海の岩石で
原始的な石を研ぎ
宇宙から降る雨に打たれ 潮の音
向こうの離れた
途切れがちな
たましいの声たち
たましい刈りを
行う
たましい奪われた
大きな体の子供たち
潮の音
波掻き消して
宇宙からの雨に打たれている
磨き研ぐものとは
たましいを救うものだと
信じていた
それは時の角度誤れば
潮の音
春の海を眺め聴いていたい
たましいを蘇えらせたい
君も
僕も
あのこたちも
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春の星
静やかに
その地照らしながら
夜ノ風
軽く薫る
たましいを
生かす
殺める
乱す
核心から散した
細胞の行方
その事件の解決へと
時は巡り捜す
春嵐後
散った花
何かの出来事
解散してしまっても
たましい
殺めるものあれば
狂うものあり
春の風
やさしく
その空吹いて
春の星
揺らめく
僕たちの
たましいは
偽物では 無い
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休らぐ夜の無い生とは
まるで
24時間さんさんと
照らし続ける昼間の
喧騒と明るさが
まる一日続いているような
夜無しの生
いつも起きていなければならない
眠りつく事無く
夜を下さい
あなたの心が無理なく
朝を迎えるために
少しずつ巡り変わる季節を感じ取り
歩むために
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
儚く想いたく無く
季節の恵み
風は揺らす
空から恵み
降って
あなたの心も
旅をして
僕が忙しがってる間
いつかまた別の世界へ
心向かうのかな
いつか混線した僕たちのよに
僕たちが築いた
他にはない
関係まで嵐風
散らさないでね
世の中や人は時に混線するけど
忘れないでね
新しい風に僕たちが乗り
そんなに心
出逢う機会
失っても
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突然、迷い込んできた
子犬たち
あれからお母さんの元に
帰れたかな
それともお母さんから
自立する時期だったのかな
梅香るなか
迷い込んで来た
無邪気な子犬たち
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
当たり前の風景を
僕は粗雑にしたまま
戦う事に今日は尚更
水やり忘れた
座り込んで
よく見たら埃だらけだった
検索かけても
いつまでも
出てはしない答え
いつもの会議室で
同じ問い掛け
同じ返答繰り返し
外へ出て違う方向眺めるように
空眺めれば
梅の花
青空と重なる
不幸の根を抜きたい
だけどその根の樹に
季節の花咲いていたなら
というような展開も
時に在り
ただ青空と梅の花重なる
地球の景色
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地球は美しい
百年先には僕たちは
もう居ないと思うと
尚更
愛しい人と
地球の景色をただ眺めていたい
星の恵み
頂いて
好きなものの気に触れながら
語らなくていい
語っていて
君なりに
問題は山積みだからと
見失いたくない
だから
不幸の根を抜き
幸福の種蒔いて
この星に
時の風に乗せ