詩人:あとりえ | [投票][編集] |
大きな葉
その上を
滑り落ちてく雨の粒
あれは
昨日の朝は
雪という名、姿で
僕たちの周り
ふわり降って来た
春を待つのは
寒さを回避するためでなく
何か変わること
期待している
葉を滑り落ちた
水の玉は
地に落ち吸い込まれ
輪廻して
地球をめぐる
在る心も
その仲間となれますか
心の葉を
滑り落ちた水の玉
雪のよに降って
溶けて
水の玉となり
滑り落ちて
地に吸い込まれ
時の輪廻を
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
冬の修羅
溶かし日々
まどろみて
青の修羅先
時の行方捜し
_________
雪の音の
譜に降りしきる
言の葉は
君の夢乗せ
乱舞う果てに
_________
カフェの窓
湯気曇らす
温もりの
藁屋根に積もる
雪灯フォト
「AIKU110213」
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
溶けぬ夢
飽和し反射
眩しけり
いつしか春の
忘れ雪となり
________
七と五の
関係いかに
知らぬとも
雪原印す
溶けゆく句
________
雪の暗号
詠み耽りし
行方果て
梅の枝先
未来の空よ
「AIKU110213」
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
先週から、かなり残酷な 場所にいた
その間、雪降り
やはりネットでも
雪よ
雪と
雨より冷たいものなのに
嬉しい気混じりで
伝えてある
とても美しい白い景色
楽しい子たちなら
地球ワンダフル
と雪を愉しむでしょう
今度
生まれ変わったら
この星には生まれはしないのかもしれない
だから生きている限り
見た感じた綺麗な地球の景色
地球ワンダフル
失敗の中には
成功の母あり
雪景色愉しんでるまだ無邪気な
若い人たちに
伝えて
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
薄桃の急須は幸福な食卓を
夢見ていた
しかし薄桃急須は
いつまでも棚の中
あの青い急須は食卓に置かれ 使われていて..
そう薄桃の急須は感じた
一度だけ薄桃の急須は
誰かが流行り病の際
小さなお盆に乗せ使われた
やっぱり湯漏れするわね
そう聞いて棚の中へ返された
薄桃の急須は思い出した
ずっと昔
床に落ちてひびが入ったこと
ある季節 薄桃の急須は
庭に置かれ 山から抜かれて来た
植物を飾る鉢になった
嬉しかった幸福だった
ひびがパリンと割れてしまうその時まで
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
冬の修羅
枝の雪とかして
滴
溶けた雪の跡
傷み激しく
鎮痛剤の白さ現実
識らせながら
立春のまどろむ夢たち
未来だと
黒いドレスの花嫁
幸福そうに福笑い
記憶を破壊してしまえ
砂だらけの修羅
砂塵煙る先の夢は
修羅に疲れた幻たち
雪溶けた跡の春のよう
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
まだ幼い背丈の頃から
表現をすることは
仕事でした
仕事は生きる糧そう
時折聞いて
しかし
仕事は戦のような面があり
家族の事は返り見てなかったと告白を聞きました
だから戦のような日の帰宅後は
アルコール ハラスメントな態度を受け
私は その後 表現により
その背景から逃避出来
メンタルを護ろうとした
まだ小さな背丈で夜更かししては表現を紙に記していた
夜は静かで怖くなる時もありラジオのオールナイトニッボンを聞き流しつけ
あの
ビタースイーツサンバ♪をその夜たちの数聴いて
仕事をしていた
睡眠時間、少なくして
何かを得て 何かを
大きく失っていたのだと
それでも生きがいとなっていて
それ無しの日々は
生きながら死んでるような
自分ばかりだった
ビタースイーツサンバが
時折
意識中 流れて来る
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
オルゴール回せ
鳴らせ
そうやって
あの季節
さざ波壊す 音階
繰り返し
繰り返し
壊れた音階は
治癒させてくれるのだろうと
都合よい偽物の愛情など
いらないんだ
都合のよい人間など
都合よい
都合よい
寂しい時だけ居て欲しい
そうでない時は
うざいから
都合よい 都合よき
壊れてやるさ
都合よき人間なら
さあ 壊れてしまえ
回復するために