ホーム > 詩人の部屋 > あとりえの部屋 > 新着順表示

あとりえの部屋  〜 新着順表示 〜


[235] 羽衣ファッション
詩人:あとりえ [投票][編集]

 



泉の湯にて洗う髪


星の粒カケラ飾る


シナリオ



頁めくれば


次回へ続け



空白頁

風にぱらはら


記しなさい

印しなさい



羽衣はもう隠されてしまい
見つからないんだ


さあ
印しなさい


空白の頁へ



記し印す仕草


その背向こう


羽衣 時の風に飛んで行く



あれは


どなたの羽衣?



ああ


あの方の

羽衣ね..



この物語は



もう


何度目の文明



繰り返したかしら



あたくしは


何処へ迎うのかしら






そう気づいた時


もう髭は生えていて


袴似合う

男子となりました


2011/01/04 (Tue)

[234] 火星犬 発見のニュース
詩人:あとりえ [投票][編集]

 

地球が四角い



玉手箱の形になった


世紀末先の紀元前



地球に煙りばかり


人々の半数は


白髪の老人


人々の半数は

乙姫の羽衣のバーゲンセールと

乙姫ルック
ファッションショー


乙姫結い上げ髪
流行り


しかし人間以外の生き物は

海亀だけ

庭に部屋に海亀

ペットショップに海亀


四角い
玉手箱のような形の星に


宇宙人
嘆き通り過ぎて行く




誰も

浦島太郎の話しが


世紀末を連れて来るなんて

云ってません



ただな

浦島太郎の話しも

玉手箱も

あちこち落ちていたり

漂い凪がれて来るものだなと


家具屋さんの香久山姫が

バイリンガルやりながら

なんて女らしくないなんて

云われながら

重量あるタンス抱え上げ




月夜ぐらいは
女らしくなりたいと


庭の海亀に語りかけるうち


火星犬発見のニュース


2011/01/04 (Tue)

[233] 心理学〜劇場
詩人:あとりえ [投票][編集]

 



オカルトな愛なか生じては
死に


また生じては死に


また生じてく


オカルトな愛なかの哀



メキシコ

サンバ

イカシたスタイルの蓄音機

カーテン揺れて


愉快なオカルトたち

始まった


愉快な

オカルトたちだよ




カーテン向こうの


花曇り空



オカルトな愛と哀との
関係など


操り人形ならぬ

操り人間

のっぺらぼうの

いいこ


愛しい人を


のっぺらぼうにし

操り人間にしたくてたまらないという



ママがやった悪夢を

恋人に実行したがる



そんなオカルトなど

物語中にも要らぬ

2011/01/04 (Tue)

[232] 比喩リズム 2階
詩人:あとりえ [投票][編集]

 



和の衣


飛んで山向こう


懐かし
あかぎれにて綴る文字化けに


正体著せと


夢庵さんに

天狗親分

叫ぶ中の風の


どばどばと音立て


逃げてくのか


挑み立ち続けるのか





舞ちゃん

ピンヒールはいて

ピアスとバイオリンの関係

文学にして

賞貰い一躍

文壇のカクテル席の椅子心地



夢庵さん

どばば降り続ける雪風中

天狗親分から誉められるまで


ずっと

ずっと

待ち続け



天狗親分はカクテル席で舞ちゃんのグラスに注いでは

天狗下駄 嬉しそうに
鳴らしダンスダンス



夢庵

春先の うらら冷たい陽光のなか倒れ

夜桜舞い散る頃

起きて

闇なか消えた



どうしてますか?

舞ちゃんメール飛ばすが
エラー


夢庵

新しいネームは

パスタラスパスカルとか

夢庵だと

すぐわかっちゃうような
ネームで

文壇へ送ってんだろ

2011/01/04 (Tue)

[231] 比喩リズム
詩人:あとりえ [投票][編集]

 
ゾンビの純愛をシナリオなか収めた


収納ストーリーに


警告が来ました


そのシナリオを

断捨離なさい


エイリアンの熊猿鹿サンは

シナリオたち腕に抱え

山林のなかへ

住み千年絶ちました


竹林に 香久山姫

生まれた日の月夜


問題は発生しました


人魚姫の話しは不幸になるから


読んではならないよ


泡になっちゃうし




二次世界と

三次世界は


しかと繋がりリンクし合って


感じ取る心は同じ体内のなか



玉手箱の煙り

赤ん坊に還らせたなら


シナリオの内容

変えて山奥深から下り



猿、熊、うさぎ、鹿の着ぐるみ脱いで


まず、うたうよに
文字綴ることは

人間の知的な作業だと

証明くださ

2011/01/04 (Tue)

[230] ノイズ
詩人:あとりえ [投票][編集]

 



あの草原白くして


飽和してゆく物語


眺めた


ワルツ式の音階に


詩は踊れなかったと

嘆く

あの人の悩ましきノイズに


雪閉ざす


溶けるよに解けた跡


その飽和していく


物語のエナジーと君の姿


冬と春の狭間

垣間見る

雪降り走るノイズに



斜め降り




雪のなか咲く花

見つけた頃



いつしか消えたノイズ


春は様々な姿

伝え去り

あの草原の風向こう

新た連れて来る

2011/01/02 (Sun)

[229] から傘に雪
詩人:あとりえ [投票][編集]

 

ネットワーク


ことば

文字

表現


次元と現在
現実 過去 未来と繋がりながら


原始から生じた
ネットワーク


江戸仕草

マナーフェロモン





着物姿

雪の上の傘


北欧スタイルの部屋で

着物たたむ

あの人の記し


趣をネットワークにて伝え



僕は心にLinkした

いつか

三次元の世界で


その趣、心

ネットワーク



あの人の


から傘に白い雪


2011/01/02 (Sun)

[228] 
詩人:あとりえ [投票][編集]

 


銀河の星の海果て

詩吟

春の海

流れ凪がれて行く




明けまして

おめでとうございます


2011/01/02 (Sun)

[227] キャトルフィーユ
詩人:あとりえ [投票][編集]

 
君は


ヒューマニズムの時計のネジ回しながら



草原の話し聴いてくれた



花の首飾りと
キャトルフィーユの


脚本とメロディー



誰も盗作してくれないんだ



キャトル フィーユ
見つけても


幸福にはなれないからと





幸福の在り方

探すような


そんなキャトルフィーユ
編まれた


花飾り




その年の春

窓外

忘れ雪降っていて




ヒューマニズムに春の雪降るようで



枯れた
キャトルフィーユ
地に還る


僕らもいつか




草原に雪積もり



はしゃいでた時間跡地に



雪降るように


溶けた後



また時の草原
キャトルフィーユで埋めつくされたなら



いつかの死の準備と



より生きるためのシナリオとメロディー


作ってほしい













(キャトルフィーユとは、フランス語で四つ葉という意味)


2010/12/31 (Fri)

[226] 12月の酸素
詩人:あとりえ [投票][編集]

 
 
想い返せば

あの遠くなる点滴後



夢 愛など
語れぬ体質



夢へと酸素

送る



君へ



死んだよに詩うたっても


その詩に酸素

巡らせて


それは

いつしか生まれ行く

定めのように



雪 降る



誰かの





夢に酸素

生きるよに


巡る



12月の酸素


2010/12/30 (Thu)
402件中 (221-230) [ << 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >> ... 41
- 詩人の部屋 -