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あとりえの部屋


[212] 詩人たちの虹
詩人:あとりえ [投票][編集]


普通の町角


いつもの片付け損なった 部屋


君いつも帰る道


いつも眺める


景、画面



一瞬


変わる
草原の祭り


揺れる草花の上


玉乗りバレーダンサー


ぎこち無き詩草


いつしかバランス撮る


仕草の骨格しなやかさ




パステル色の衣から


ワインカラーのよな

ことばで


語り始めたギャル文字の娘



重なる本の上

座り

黒い靴下伸ばしはく


独身マダム



画廊の前




入口の雨

傘さして


誰だか判らない




いつも詩っては

雨煙る間


消え




あの背から羽


生えたよに


飛んで行く先


行方



虹は語らず

幾つものストーリー伝えては


消え





さざ波


小さなオルゴール

回す


小さなあの背




あなた


知っている




鮮やかな傘


飛んで




その下


詩人たちの街角


心の曲がり角先


誰も

知らない



ただ虹かかる後

いつも


心のカケラ


虹を渡ったよな


錯覚起こして


また


行方知らずの道歩む



2010/12/26 (Sun)

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