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あとりえの部屋


[230] ノイズ
詩人:あとりえ [投票][編集]

 



あの草原白くして


飽和してゆく物語


眺めた


ワルツ式の音階に


詩は踊れなかったと

嘆く

あの人の悩ましきノイズに


雪閉ざす


溶けるよに解けた跡


その飽和していく


物語のエナジーと君の姿


冬と春の狭間

垣間見る

雪降り走るノイズに



斜め降り




雪のなか咲く花

見つけた頃



いつしか消えたノイズ


春は様々な姿

伝え去り

あの草原の風向こう

新た連れて来る

2011/01/02 (Sun)

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