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あとりえの部屋


[260] 詩人のシェフ
詩人:あとりえ [投票][編集]


僕は詩人のシェフになる




そう記し続けていけば


いつか詩人のシェフになれる





水色の雨降り

氷雨となり

その雨打たれた人

チャイム扉開け

スープの湯気




僕は詩人のシェフになるんだ


何番目の扉の何次元の僕は

夢見たんだろう

その僕

彼は何処に向かったんだろ



キッチンに詩

たくさん落ちていた


かごの中の青い檸檬

旬野菜の根

減らないジャム瓶


独りで
頂くと

気付くよね


当たり前だと

想って来た光景が


当たり前でないこと


2011/01/18 (Tue)

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