詩人:あとりえ | [投票][編集] |
もし
地球から訳あり
別エリアの
宙域か
別次元へ移動した先
地球へ戻ると
地球?
この惑星はそんな名では
ありませんよ
と
返事返され
でも月が在るじゃないですか
あの月は
絶対 地球の傍に居た
月です
だからこの星は
地球のはずです
夜空見てそう想い
朝になれば
いつもと同じ太陽が
だから地球です
この星の名です
いつから変わったんですか
振り返ると
街は海の中に在り
ネクタイ姿のイルカと女子高生
この星は
地球でしたよね
以前は
玉手箱を開くと
イルカの姿へ変わり
他イルカがこう
呟く
そういや遠い昔
人間ていう生物が
この星には居たらしいけど
知を
誤ったんだろうな
陸は消えたし
その生き物たちが使っていた文明時代の
化石のよな物展示されてる博物館に
行ってみる?
その建物へ入れば
マネキンがスタイルブック手に
携帯のよなもの
パソコン
車
自転車
TV
時計
コーヒーカップ
炭酸瓶
酒瓶
歯ブラシ
椅子
ペン
靴
...
タンス中
ワンピースと帽子
バイオリン
ピアノ
ギター
ラジカセが在り
聴けますよと
いくつかジャンル違い
CD
いつもよくラジオでかかる曲酷ノイズ込み流れ
浴衣姿みたいイルカたち
帯みたいな
幻想の緩やかな波
もしそんなこと見たとしたら
それは夢の中の光景かもしれないけど
夢の中でも
失った
切なさは リアル感じるだろう