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あとりえの部屋


[345] Prism
詩人:あとりえ [投票][得票][編集]

 

白き大きな貝殻
海の底の物語から
海面の跳ね返す光


柔らかく乱反射して


ことば
うた
詩を
紡ぐ人たちの想い時に



緩やかなる凪がれ
泳ぐ魚の様



砂時計割れた世界の
廻りの途



僕は幸知らぬまま
幸福の在り方を
詩ううち



視界の凪がれ
違う域へ


それでも自身で
泳ぎ辿り着いた場所




遠く遠く近く


君が詩うよ
うたうよ


青い空のよな水の凪がれ
魚泳ぐよに


見えるよに
聴こえる



凪がれの途
振り切り、
また泳ぐ

歩く


2011/03/03 (Thu)

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