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あとりえの部屋


[35] 言ノ葉 天国の下
詩人:あとりえ [投票][編集]

 
 
 
言ノ葉の泉か沼


どちらとなるか判らぬ


土砂降りあと



蜘蛛の糸


言ノ葉と葉の間


するると
落ちて


掴む


なけなしの文学性とは


何求めて



言ノ葉の天国へと迎いたいのでしょう



言ノ葉の地獄では


愛無き世界こう


渦潮化した

情報文字のなか埋もれた

こころの腕数さえ


蜘蛛の糸

求める腕も在り


糸は掴まず


渦潮中の腕を掴む


そんな景さえ


言ノ葉のかがやく葉の下で

自転車通過し

蜘蛛の糸

切れ


そんな時の間も


美しく彩る


季節 うたい続けていました
 

2010/11/11 (Thu)

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