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あとりえの部屋


[391] 陸を選んだ生き物たち
詩人:あとりえ [投票][編集]

 



まるい水平線

碧く蒼く 青く

宝石のようだった



十字架
遠く重なり


悲しみさえ
その海の色溶かし




僕たちの遺伝子は

遥か遠い昔

海のなか泳いで



さざ波打つ砂浜辺り

辿り着き


この陸を選んだ




どこか
遺伝子の

どこかで


記憶しているかも
しれない



陸を選んだ


この陸を見つめた


記憶




鳥が空を
飛びたいと
飛んだよに






この空の下を



歩いて走ってみたいと



暮らし住んでみたいと












2011/03/18 (Fri)

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