存在を
詩吟色に溶かしながら
少々
ごまかしてみれば
ごまかしは
誤魔化され
更に誤魔化され
詩吟のよな世界で思想は
独りぼっち
君という存在のため
孤独で
その上の僕という存在は
健忘つきの詩吟色の涙のなか
変調を
調えようとして
さらに変調
ごまかし
誤魔化してきたツケ
更に誤魔化す
くすくすと笑うよに泣く
シナリオなど要らないよ
ねえ誰か
自己表現してよ
僕よりもっと
上手く
誤魔化さず
変調に囚われず
そう想いながら
誤魔化しが
あまりに
くすくすと笑うよに泣くから
詩吟色の涙というシナリオを消した
2011/06/18 (Sat)