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陽炎のように茫々と釈然としない有様はまさにそれそのものだ。
それが何であるのかなど知ったことではない。
僕は只ふとそう思っただけだ。
夢を夢とも知らず、他人の詭弁に誑かされ、偽りの愛を受け取った。
何もせずともやってくる。
準備を待ってくれやしない。
準備したところでそれを無力だったけど。
一気呵成に言いたい事をずけずけと言ってやったがそれは何の反応もしない。
いきなり駆け出し空をあがめた。
この怪奇をどう受け取るか。
時間が無かったのだと無意識に言う。
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クーラーが壊れた。
どうしたんだと思い椅子に乗ってクーラーを叩いてみたら足が滑って扇風機を押しつぶした。
扇風機はぐうの音も出なかった。
団扇は子供にボロボロに引き裂かれていた。
アイスは食べられていた。
切れかけたお茶しかない。
灼熱の如き日照りが大地を焦がしたせいで涼しい風はお休みだ。
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私が夢に出てきたら
こういってくださいね
もう二度と出て来るなと
私が夢に出続けるなら
また会いましょうね
そして幸せになりましょう
今まで只の生活じゃなかったよ
あなたが居たから楽しかった
他の誰にも分からない私だけの宝の思い出
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え?あ、うん。
良いよ良いよ
我慢できる。
我慢我慢我慢
我慢・・・
別にあなた以外の人も好きです。
皆好きです。
僕のことは嫌いでしょう。
我慢します。
あなたがトゥキだからーっ!
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悲しい
とても悲しい
どうしてそんなに残酷だ
どうしてそんなに残酷でいられる
泣きそうだ
俺は黙ってジッと我慢するしかできない
包丁で人を刺しても自分は痛くないように、冷酷な言葉も自分は痛くも痒くもない。
押して忍ぶ
いらいらしないでくれ
笑顔が見たい
笑ってくれよ
昔のあのころのように、楽しく笑おう
悲しいだけじゃ面白くない
憎い
人を憎んだ自分が憎い
泣きそうだ
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畜生、辛いなあ。
俺なんかの存在は否定される。
俺は人間として見てもらえない。
人間では無い。
酷い。
俺の妄想かもしれないが、それくらい辛い。
こん畜生め。
ああ、今日も暑い。
空は青いなあ。
あんなに青いのに、俺の心は・・・思い浮かばない、無念。
雲は白くてでっかいなぁ。
まるで巨大戦艦か天国だ。
幸せは短い物だな。
あっという間に、地獄へ堕ちるか、アスファルトへ落ちるかだ。
もうちょっと顔が良けりゃあ、人生ももっと変わったろうなあ。