ホーム > 詩人の部屋 > 良い席の部屋 > せいしをかけた戦い

良い席の部屋


[117] せいしをかけた戦い
詩人:良い席 [投票][得票][編集]

ライバルの数が半端じゃない
それなのに勝ち残れるのはほんの僅かだけ
手厳しいなあ
でも俺は勝った
勝ったのかな?
あの時俺が道を騙してやったアイツが、勝ってたらやっぱり違ってたのかな
本当に良かったんだろうか
あれだけのライバルの中から、俺なんかが出ちゃって
なんだか荷が重い
俺と最後に接戦したアイツだったら、どうだったんだろう
もっと、良かったのかな
違う俺が生まれてたんだろうな
でも俺が生まれちゃったね
俺がなんだか知らないうちに勝っちゃってたよ
あんだけの中で一番だった俺も、こっちじゃてんでダメかもしれない
過去の忘失の栄光に面白い夢を見せた貰った
それでいいのかな?
だんだん眠くなってきた。
あばよ昔の良き友?よ
こんな想念寝ちゃえば消えるだろう。じゃ、また思い出すその日まで、さようなら。

2009/07/15 (Wed)

前頁] [良い席の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -