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良い席の部屋


[40] 虫けらの心
詩人:良い席 [投票][編集]

小さくてよわっちいから何もせずにいた。
どうせ食われるから陰にまみれて生きていた。
子供に踏み潰される仲間を見た。
彼にとって世界は大きいが自分でうわぶたで閉ざしていた。
年老いた彼はもう吹っ切れてしまったのだろう。
隠れるのを止めて超然としていた。
彼は泣いている。

2008/09/30 (Tue)

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