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良い席の部屋


[6] 目に余るもの
詩人:良い席 [投票][編集]

振り翳した手を振り下ろすと剛球は瞬くまにグローブに入った。
―バッターは笑う。
捕手はズシンと身をおき目前を剛球とフルスイングされた鉄が交差してもたじろぎもしない。
審判の額には汗が湧く。
死にかけた男は無様であったが、羞恥心がそれを許さない。
どこかのだれだれと違って。

2008/07/04 (Fri)

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