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喪火由馬の部屋


[3] 桜が散り僕は歩いて
詩人:喪火由馬 [投票][編集]

俺は俺さえ捨てた
希望を持って行こう
自分を捨てる希望
自分を持つ絶望
もう何もいらない
衝撃的な展開
俺は飛び越していたい
俺は疲れ果てたよ
どうしても戦いたいとき
俺は勇猛になっている
どうしても信じられぬとき
信じようとして戦っている
ばい菌みたいな思想は敵だ
うじ虫みたいな思索は敵だ
敵が多いな
明日を見ていこう
永遠の狭間まで
行く手間は省けるぜ
重いのがのしかかり
身動きが取れないならば
安穏と日々をすごし
いつか果ててしまいたいよ
区画で言葉をいい
他人から逃げ出せずに
形のない夢を見る
これは中途半端なのか
自分だけを追い詰めていったって・・
恒久なんて・・
恒久なんてつまらないだけさ
マイナス思考は天国までついてまわる
だから矯正は今のうちに
お早いうちに
桜が散り、僕は歩いて

2004/11/20 (Sat)

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