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家の片隅に、大きなグランドピアノ。
小さい頃からそこにいた大きなピアノ。
ずっとそのピアノを弾くのが好きだった。
ピアノが奏でる旋律。
家の片隅に、あるのがあたりまえになっていた。
ある日、ピアノの音が鳴らなくなった。
とても好きだったあの音色は、
聞けなくなった。
でもある時、音が鳴った。
僕はうれしくてうれしくて、大事に大事に
音を奏でた。
いつまでもそこにあると思った。
でも、僕が学校から帰ったら
いつも家の片隅にある、大きなグランドピアノが
無くなっていた。
僕は泣きそうになったのを堪えた。
しかたがない。口々に大人は言う。
無くなったのはしかたがなかったんだよ、と。
大好きだったあの音色、
今ではもう聞けなくなってしまった。
家の片隅に、大きなグランドピアノ。
小さい頃からそこにいた大きなピアノ。
♪ ♪ ♪
♪ ♪ ♪ ♪ ♪
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
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カチカチと時計の音がする。
時を刻む音が響く。
時間は止まることをしらない。
時計の針を戻しても
あの頃の幸せだった家族はもどってこない。
もっともっと、戻そうとしても
戻ってこない思い出たち。
昔は、うるさくて聞こえなかった
時計の音。
今は、静かすぎて、時計の音が
カチカチと鳴っている。
その音と一緒に
幸せだった家族が崩れていった。
僕は、その音が聞こえないように
耳に蓋をした。
目の真っ暗じゃなく、耳の真っ暗。
何も聞こえなくて、真っ暗。
でも、やっぱり時計の音は聞こえてくる。
カチカチ。。カチカチ。。
戻ってこない思い出たち。。
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あの頃の幸せな家族はどこにいったの?
貧乏でも笑って過ごしていた日々はどこにいったの?
どこで、まちがったんだろう。
何がいけなかったんだろう。
いつからこんな家族になってしまったんだろう。
僕はよくわからない。
かってに時は進んでいって、
僕はただぼぉーっと見てるだけ
なんか僕だけ置いていかれた気がした。
家族ってこんなにモロイものだったのかナ。
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僕は誰なんだろう。
君は誰なんだろう。
アナタは誰なんだろう。
ミンナ誰なんだろう。
ときどきフト思う。
僕はいったい誰で君も誰?
この世に生まれてきた人達はホントは誰なんだろう。
誰も知らない。
誰も知ってて知らぬふり
ホントは一番分かっているのは
自分自身なのだから・・・
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どんなに願っても欲しいモノは
手に入らない。
どんなに願っても思い通りにはいかない。
こんなに願っているのに
どうして叶わないのだろう。
神様は僕の願い事を聞いているのだろうか?
それとも願う人々が多くて
願いをかなえられないのだろうか?
僕たちはただひたすらに神様に
お願い事をする。
何度も何度も、そのたびひたすらに
その願いが叶うことを待っている。
いろんな人の願いが一度に叶う事は難しい
いろんな人の思いがいっぱいあって
この世界にいっぱいつまっている
僕は、そんな事を思う。
神様は、みんなの希望だから
一人だけのじゃない。
僕はそんな事を思いながら
今日も僕の願いが叶うのを待っている。
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この空は何よりも青く透き通っている
君の心もこの空のように淡く透き通っている
あまりに心に穢れがないから触れてしまうと
モロク簡単に壊れてしまう。
僕の心は君や空みたいに透き通ってはいない
暗くて濁っていて触れるとチクチクと痛い
僕も前は君や空のように透き通っていたのに
今ではまるで別の何かに変わってしまった
いつしか知らぬ間に僕の心は毒に汚染されていた。
僕は君のようにきれいな心を持ちたい
僕はあの空のようにきれいに透き通った心になりたい
いつか僕の心が君に癒されて
あの頃もっていた僕の心をとり戻せるといいナ。
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人生にはなんでこんなにツライ事が
たくさんあるんだろう。
生きてたらいい事がきっとあるなんてゆうけれど
僕には生きてていい事なんて一個もなかった。
生きている毎日がただ苦痛でしかない。
はやく死なせてくれればいいのに
自分からは怖くて死に切れない
こんな臆病な僕。
僕の人生はなんの価値なんてないのに
なぜ僕は生きているんだろう。