もう、眠りについてもいいかい?ダメだよ。まだ。そう、神様が嘯く。もう、終わりにしてもいいかい?ダメだよ。あと少し。そう、誰かが嘯く。あとどれだけの、私をコロしてあとどれだけの、嘘を重ねて眠りたいと叫ぶ心に生きたいを重ねるのだろう。呼吸を止めて、それでも朝はくる。夜は堕ちる。目を閉じても、耳を塞いでも私は、私でいなきゃいけないのなら私は私をコロして生きたいを重ねてまだダメよ。と嘯く。
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