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ゆなぎの部屋


[46] 優しい嘘
詩人:ゆなぎ [投票][得票][編集]

空へと一歩 踏み出した
君を彩る 反転した世界

眠る君に 触れた
指先から伝わる 氷の感覚


凍てついた 君の身体
凍てついた 僕の精神(ココロ)

針は 止まったまま
動くことすらできず
あの日 君だけを置いて
僕は老いていく

あの日
「またね」と笑って手を振った
君の強がり気付けなかった

最期に君がついた 優しい嘘
見抜けなかった 幼い僕

2009/03/12 (Thu)

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