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ゆなぎの部屋


[70] 永い夜、来ない朝
詩人:ゆなぎ [投票][編集]


押し潰されそうな 夜
人の温もりを 知った
狂い死にそうな 朝
自分の居場所を 知った

枯れた声で 叫んだ
愛して 愛して 呪いのよう
澄んだ声が 囁いた
愛すよ 愛すよ 魔法のよう

あぁ ほら、きみが…

目をあけて 朝が 来るよ
白と黒の世界は 終わり
音が 色が 満ちるよ
朝は必ず来ると きみが笑う

永い夜は 怖くて
ひとりの夜は 辛くて
朝は来たけど きみが
見えないのは 何故だろう

目をとじて 夜が 来るよ
幸せな時間は 終わり
音が きみが 色褪せるよ
朝はもう来ないと ぼくは泣いた

目をとじて 夜が 来たよ
カラフルな世界は 終わり
色が きみが キエテイクヨ
朝はいつか来ると ぼくは、泣いた

2010/08/30 (Mon)

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