ちぎれた白い雲を見て
少しぼやけた空模様


こぼれ落ちたら
悲しくなると

もう少しだけ
見上げていよう


私が知らないあの笑顔
たまらず逃げ出した

ああ、やっぱり
好きなんだ

自分の粗い息が
少し愛しかったりする

伝えた後悔

伝えなかった後悔


どっちが
マシだとか
じゃなく

どっちも苦しいんだよ

つらいんだよ




でもね、
なんでだろう。
あなたに出会えた後悔は
これっぽっちもないんだ。

あなたの

笑顔
声
しぐさ
後ろ姿



前と何も変わらないのに

今はすごく愛おしい

愛してた。
本当に。

でも、
苦しかった。

何故？

あなたと重なる度に、
あなたが帰ったあと、

いつも苦しかった。

すごく、すごく

つらかった

でもあなたはいなかった

あなたが
今幸せだって知ったら

私は
前に進めるんだって
信じて疑わなかった


...けど...



なんでだろ


私...
泣いてるみたい...

誰か助けて


でも繋がることが怖くて


結局一人を選んで





誰か助けて


また助けを呼ぶ私


でも差し延べられた手を掴んだら


離されるのが怖くて


また一人手遊びをする







いつのまにか誰のことも
助けてあげられない私に


なってた