詩人:aya | [投票][編集] |
ずっと私だけ見て欲しいなんて望まないから、
今は私だけを見て欲しい
他の人を想っていてもいいから、
私の名前を呼んで欲しい
嘘でもいいから、
愛してるって言って欲しい
どうなっても知らないわ。
あなたのせいよ
優しいフリばかりするから
私だけのヒミツなの。
あなたの背中に爪痕があることは。
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ドアの前の人影。
顔を見なくてもわかりました。
猫背がちで黒い髪。
会いたくて、
でも会いたくなかった人。
落ちたリンゴも気にせずに
君だけを見て走っていました。
いつから..
そんなこと聞かなくたって
わかりました。
冷えきった手。
真っ赤な鼻。
だから
何も言わずに抱きしめました。
冷えた体ごと強く強く。
君は凍える手で弱々しく、でも強く、抱きしめ返してくれました。
こんなわがまま..
本当ごめん。
こんなに君を苦しめたのね。
こんなに君を冷たくしたのね。
私が映るあなたの瞳から
私を想った涙がぽろり。
やっぱりあなたじゃなきゃダメみたい、私。
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感情なんてなければいい
無の空間で無の人間たちが生きてゆく
そんな世界だったら
楽なのかもしれない
雑音の空間の中で
言葉で表しきれない繊細な感情をもつ人間たちが生きている
そんな世界だから
争いが絶えない
この世界の空気を吸った瞬間
泣きながら光を感じた
その瞬間僕たちに心が生まれる。
そこから戦いは始まっているのだ
そして運命も決められてゆくのだ
どれだけ愛を感じられるか
どれだけ愛を与えられるか
こんな世界だからこそ
運命だとか愛だとかにすがるしかないんだ