詩人:亜弥 | [投票][編集] |
本当に、ないの?
ずっとずっと、夢の中で探しもの
さぁどこにあるのかな
決めつけは硬い鎖
愛することは最上級の
勘違い
夢の中で探しもの
私がここに
在る理由を
前世の狭間で落としたみたいだから
気付かぬうちに
陥る
惑わす泉
しかしそこには
何もない
決めつけないで
見つけてみせる
私が描いた
空想の世界で
詩人:亜弥 | [投票][編集] |
ねぇ寒いな
手を、繋ごう?
風が肌を切るように滑り
身震いは小刻に
私たちはぎこちなく
笑ったね
さぁ夜明けを待とうか
貴方と一緒なら
例えこのまま朝日が見れなくても
全然構わない
さぁ手を繋ごうか!
愛さえあれば
私たちは生きていける
例えこの寒さでも
裸でも、ね
楽しい冬がやってきた
私たちはぎこちなく微笑み
身を寄せ合い
さぁ、手を離さないで
詩人:亜弥 | [投票][編集] |
寂しさ
淋しさ
悲しみ
哀しみ
虚しさ
空しさ
降り積もれば
さぁ、偽りの笑顔
美しいね
君のせいなんて
そんな理不尽な言い訳
考えていたんだ
でも正直者に
頭を叩かれた僕は
そんな考え
捨ててしまった
そしたらねぇ
すがるものがなくなって
寂しさ
淋しさ
悲しみ
哀しみ
虚しさ
空しさ
しきりに降り積もり
溶かす時間をも
与えてくれないね
でも後悔してないさ
だって君を
悪者にせずに
すんだもの
正直者の
僕になったから
大丈夫だよ
君が
背負う
その重みを
早く、降ろそう?
僕のことなんて
忘れて、ね
寂しさ
淋しさ
悲しみ
哀しみ
虚しさ
空しさ
悪くないね
君が、笑顔ならば
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溢れた感情に
吐血し
流れる
体に
渦巻く
愛しかたを
教えて
優しさを
教えて
傷つきやすくて
馬鹿みたい
私はきっと
不良品
貴方たちはどれくらい
泣いた
叫んだ
夢を見た?
繊細に美しい
夢を見た?
愛されない人間
この世を汚した
キラワレモノ
それでも貴方は
ここにいますか?
溢れた感情に
涙し
吐血し
暴れ
叫び
すべてを壊す
そう、自分をも
キラワレモノ
この世に愛されない人間にも愛されない
私は何?
貴方は何?
何故、同じように
できないの?
うん。逃げだそうか。
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苦し紛れの言葉も
今は信じることができない
騙されたふりも
もう、飽きた
私は貴方を追いかけ続け
馬鹿みたいに信じていたの
貴方だけが私を
理解しているのだと
誤りは永遠の夢物語
目が覚めて
私は・・・幸せ?
笑みが溢れるこの場所だった
今は何も、ないけれど
真実は永遠の苦しみ
追いかける足を止め
私は疲れと
虚しさに
涙を流すことも、忘れた
振り返ればまた
はじまるのかもしれない
でも、それさえ恐ろしく
私はその場に立ち尽くした
得たものを全て投げ捨て
私はまた、何か得る
その繰り返し
何を信じれば、
いいのか・・・
誤りは永遠の夢物語
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さぁ暴れ狂おうか
すべてを投げ出して
怖いのは当たり前さ
自分を守ってくれるもの
家族、友達、恋人、他人・・・
すべてはお前を守るけれど
傷つけ合うし
苦しめ合うし
なぁ、縛られてるって
感じてないか?
さぁ暴れ狂おうか
魅力的な自分を
隠さずに
恐れを捨てる勇気を
得るんだ
きっと寂しさに
押し潰されるだろう
所詮人間なんて
そんなものだから
どちらがいいかはお前しだいで
悩めばいいさ
いつまでも
さぁ暴れ狂おうか
すべてを捨てる準備は
できたかい?
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緩やかな曲線を描き
頬に小さなくぼみを刻み
白い歯をのぞかせる
そう忘れもしない
初恋の人
笑顔の残像が
ちらつき、離れず
僕をも、笑顔に
寂しいけれど
とても、愛しい気持ち
ふいに服の袖を引っ張られ
抱きかかえていた彼女の存在を
知らされる
少し怒り顔の君
“違う女のこと考えてたでしょ?”
図星な僕は、微笑んだ
緩やかな曲線を描き
頬に小さなくぼみを刻み
白い歯をのぞかせた
初恋の君ではないけれど
髪を撫でれば
すぐに恥ずかしそうにはにかむ君以外
君以外の笑顔はもう、
望んでいなかったり、するんだ
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寂しさを越えて
空を貫き
どこまでも
自由を・・・
手が空中を掴んで
虚しさと
目覚めの悪さが
俺の心を撫でた
手には何も、残らない
苦しみを越えて
空を貫き
白い羽が
体を包む
自由はどこに?
手が空中を掴んで
虚しさと
心細さが
俺の心を蝕んだ
何も手には残らない
俺は本当は何が欲しいんだ?
本当に・・・
自由が、欲しい?
手が空中をひらひらと舞う
隣で彼女が、笑った
詩人:亜弥 | [投票][編集] |
さぁ、哀しみを
早く
早く
吐き出して
それは毒だから
呑み込んではいけないの
体の中で渦巻いて
貴方を蝕むだけだから
さぁ、早く
強がってばかりいるけれど
貴方は弱くて
自分を守るすべを知らない
いつも傷ついて、ばかりでしょう?
人を信じてはいけないと
貴方はその真実を
わかっているはず
でも貴方は
人間が
人間の温もりが
大好きだから
すがってしまう
裏切られる恐ろしさを
知っていながら
さぁ早く
早く
吐き出して
手遅れになる前に
二度と修復できなくなる
前に・・・
吐き出して
楽になって
無理して笑わないで
泣いて
泣いて
泣けなくても
吐き出さなきゃ
貴方の笑顔が
崩れる
その、前に・・・
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二度と触れられない
君の唇
あぁ、なんて
恋しいのだろう
誓った愛は
いつからか崩れていて
それはとても、儚かった
太陽に照らされ
心地よさそうに輝く指輪は
意味もなくこの指に
僕の奥深くに
居座っていた
未練が溢れる
涙さえも
僕を慰めようとはしてくれない
二度と触れられない
君の唇
こんなにも愛おしいのに
こんなにも求めているのに
こんなにも・・・
指輪は意味もなく
僕の指に輝いている
愛の誓いには
口づけも
指輪も
意味をなさないのかもしれない