手も足も出ない幾つもの矛盾で積み上げられたこの壁はその不動さを誇らしげに見せつけ堂々と静かに立ちはだかっている人間の愚かなるすべての勝敗を嘲笑っているかのようにこの壁を打ち破るはずの正義は泥にまみれ浄化される事もなく置き去りにされその存在すら意味を持たなくなっているだから手も足も出ないんだこの壁を避けるべく遠回りする人々の列に紛れてからがら生きているのが精一杯なんだそんな自分に矛盾を感じながら・・・
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