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soRaの部屋


[31] 悲観
詩人:soRa [投票][編集]

夢を描いて
それをつかもうと思ったとき
とても近くにあるように感じた

夢を描いて
それに向かって一歩踏み出した今
とても遠くにあるように感じている

そこへたどりつく為の方法も
いくつか見付けたけど
何が正しいのかなんて
解かりはしない

朝の陽射しも
夜の静けさも
分からない程の無感の日々を
ただやり過ごす事ですら
何の痛みも伴はなくなった

傷つく事を恐れる余りに
核心からほんの少し外れたところを
歩いる自分に気付くとき
これでいいのだと
そう思ってしまっている事が
なによりも怖かった



シルバーのクロスを首にぶら下げて
仏前で手を合わせる様な不倫理な事でも
今の僕なら簡単にやってのけてしまいそうだ



なにも分からない

なにも感じない

抜け殻のような僕は今日も
無意識のうちに
逃げ道ばかりをさがしている

2003/06/14 (Sat)

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