街の風に晒されて薄汚れた路上に這い蹲ったもう何もかも諦めてしまおうかただ漠然と立ちはだかる街の羅列が疲れ果てた心を奪って行く限りなく原色に近い太陽の光が容赦なく照り付けて僕の体を溶かして行く白旗は用意されていたそれを掲げるだけだ僕はそれを掴み出来るだけ遠くに放り投げた僕の敗北を待っている者よあなたの前に跪くにはまだ少し早いようだ僕の両足は辛うじて動いているからもう少し前に進むよ
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