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soRaの部屋


[8] 苦境
詩人:soRa [投票][編集]

街の風に晒されて
薄汚れた路上に這い蹲った

もう何もかも諦めてしまおうか

ただ漠然と立ちはだかる街の羅列が
疲れ果てた心を奪って行く

限りなく原色に近い太陽の光が
容赦なく照り付けて
僕の体を溶かして行く

白旗は用意されていた
それを掲げるだけだ

僕はそれを掴み出来るだけ遠くに
放り投げた


僕の敗北を待っている者よ
あなたの前に跪くには
まだ少し早いようだ

僕の両足は辛うじて動いているから
もう少し前に進むよ



2003/02/24 (Mon)

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