詩人:アジス | [投票][編集] |
君を失って
何度も季節が巡った
君とのメールは
あの日が最後だった
いつも些細なことで
お互いにメールをしあい
少しでもそばにいたかった
たとえ遠く離れていても
繋がっている気がしたから
ときには笑い
ときには泣き
ときには怒り
ときには喜び
たくさんの君との想い出を作ってきた
君からのメール
君だけの唄
その唄を聴くのが
僕はなにより幸せだった
今はもう
君だけの唄を聴くことは
できなくなったけど
僕は今も
ずっと待っているよ
小さな小さな携帯
その携帯がまたいつか
君だけの唄を奏でるときを
僕は今もずっと
待っている
二度と聴くことはできない
そんなことは
わかってる
だけど
なぜか思うんだ
いつもみたいに
君がまた
僕に聴かせてくれるんじゃないかって
君だけの唄を…