詩人:アジス | [投票][得票][編集] |
机の引き出しの隅に
ひっそりと置かれた
懐かしい携帯
何気なく充電をしながら
携帯を開く僕
あの頃よく聴いた
懐かしきメロディ
ふとメールを見てみると
そこに記された名前は
みんな同じだった…
その中の1つを開くと
そこには君と僕との懐かしい想い出が詰まっていた…
ときには夜遅くまでメールをし合い
寝坊したこともあったっけ…
君に告白するとき
メールを打つ僕の手が
ちょっとだけ震えていたっけ…
君から届くメールが待ち遠しくて
いつの間にか寝ちゃったこともあったっけ…
懐かしい想い出が詰まった携帯
初めはとても懐かしく思えた
だけどいつしか
僕の瞳には涙が浮かんでいた
今もはっきり覚えている
君のアドレス
だけど今はもう
見掛けなくなっちゃったよね……