ホーム > 詩人の部屋 > アジスの部屋 > 帰り電車

アジスの部屋


[54] 帰り電車
詩人:アジス [投票][得票][編集]

ガタンゴトン
ガタンゴトン
 
 
 
少し静かな帰り電車のなか
学生たちの笑い声だけが響き渡る
 
そんななか
僕たちのボックスだけは静かで
 
君が携帯に夢中なふりをしてるから
 
僕は外の景色を見るふりして
窓に反射した君を見つめることしかできないよ
 
 
 
でもま
そんな君を好きだったりするんだ
 
だから
いつか今日みたいな日に
笑って過ごせるときがくればいいな
 
 
 
ガタンゴトン
ガタンゴトン

2006/12/13 (Wed)

前頁] [アジスの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -