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安曇の部屋  〜 新着順表示 〜


[366] さよならだけで
詩人:安曇 [投票][編集]

じっとりと体にくっついた雨が

ゆっくり体温を下げていく


きっと、この涙も

体温を下げるためで


悲しいわけじゃないよ。


だから・・・


もう謝らないで、さよならだけで

充分に痛いから。

2009/06/18 (Thu)

[365] ひかり
詩人:安曇 [投票][編集]

当たり前のように
あなたは私の頭をなでて

当たり前のように
私はあなたに微笑んだ


例えば世界が今日で壊れてしまったとしても

私は当たり前に
あなたを想うのでしょう


翼を見つけたコドモ

翼が見えないオトナ


柔らかい愛は同じ。


2009/06/14 (Sun)

[364] 愛の告白
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流れていく時の中で

晴れた日も

雨の日も

嵐の日も

当たり前のように、隣にいたい

隣に居て欲しい。


あなたは、そんな人です。

私の中に、あなたの変わりはいないんです。

あなたにとってもそんな存在でいたいんです。



これは、心の奥でこっそり思っている

私の、愛の告白です。

2009/06/10 (Wed)

[363] ばんそうこう
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目がチカチカするくらい、
色が溢れる街だけど

空はとても柔らかく。


頭が痛くなるほど、
雑音が溢れる街だけど

君の声はとても優しい。


朝か、夜かわからなくなるほど
光が溢れる街だけど

月の光は美しい。





心の一番壊れやすい場所に

時々、そっと貼り付けているんだ。


こっそりと。

2009/06/04 (Thu)

[362] けしごむ
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一生懸命消しゴムで消していた

真っ白なノートを

一生懸命消していた


何を消したいのかわからない。


あなたを忘れたところで

終わりになんてできないし

ならない、ってわかってる。



一生懸命消しゴムで消して

ぬれたノートはボロボロと破れて


消しゴムもボロボロに崩れて

小さくなった。




私は好きだったんだ。



好きだった。

もし、あなたが忘れてしまっても

消しゴムで何回消しても


私は、好きだったんだ。

2009/06/02 (Tue)

[361] いろいろ
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ひろがった。

私の前には

ただただ、空しかなく

あおとかしろとかに

私はゆっくり溶けていく





変わらない時間はない


どんなに目を閉じても

どんなに耳をふさいでも

どんなに息を止めても


時間は止まることなく

日々は変わっていく




その中で、私はどんどんおおきくなる




空の中に溶け込んで

私は柔らかくなって


涙の中に溶け込んで

私は少し強くなった



夕焼け色に染まった時

私はあなたを思っている。

2009/06/02 (Tue)

[360] ナミダノチカラ
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薄い青が歪んでいた

心の中はごーごーと
音をたてて
崩れているのがわかる。

時が止まるとは、
人の心が崩れた時かもしれない

周りがすべて灰色で
すべての音が耳に痛く
人の顔が滲んでいた時


声が聞こえた

柔らかく、崩れたはずの心に
すっと染み込んだ。


顔が見えた。

泣いていた、僕のために君が
苦しそうに静かに


世界が動き出した。


君は僕の変わりに泣いてくれた。

そう思えた。



世界は、何も変わらないが
僕は変わった。


この、涙で
動き出した。

2009/05/31 (Sun)

[359] クロ
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雲が流れるように、あなたも流れて消えた

青の中に安心していた私は涙も流すことも出来ず
心がゆっくり壊れていくのを
静かに見ていることしか出来なかった。

さよなら、を聞きたくないから
すべての音を拒絶して
乾いた笑顔を抱えて歩く


あなたが流れた先が柔らかい優しさに包まれているように
そう願って、私はひとり闇にまぎれる。

2009/05/25 (Mon)

[358] 無題
詩人:安曇 [投票][編集]

この弱さを許して欲しい。

一番大切な人を信じ切れなかった、この弱さを許して欲しい。

誰よりも大切な人、私を温かくしてくれる人だったの。
誰よりも大切だからこそ、失いたくなくて
凄く怖くて
信じられなかった私を許して欲しい。

私は、私を許しきれない。
だから、あなたもきっと
許してくれないだろう。

でも、本当は信じたかったの
笑っていたかったの、これは本当

これは本当なんだよ。


大好きだよって、言えなかったのが
今、一番悲しいね。


わたしの、このよわさをゆるしてほしい


よわくて、おくびょうで

ただ、あいをもとめていただけだったのに

2009/05/25 (Mon)

[357] ピアノ
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ピアノを弾いた。

音がなって、涙も出てきた。


なんで、私の前でピアノなんて弾いたの?


あの時の曲が流れるたんびに
ピアノを見るたんびに
ピアノの音を聞くたんびに

思い出しちゃうじゃないか。


優しいまんま消えたくせに



今も、会いたくてしょうがないじゃないか


ピアノに八つ当たりしても
しょうがないけどさ。

2009/05/25 (Mon)
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