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安曇の部屋  〜 新着順表示 〜


[23] オレンジ色の部屋
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花は枯れ、萎れて
部屋の片隅


あなたから貰った
唯一の花束


狭く小さい部屋が
オレンジ色に染まってく夕方が

あなたは好きだった


どんなに喧嘩しても手を離さずに

漂っていた雲のように
あなたの空で

空がなくなった雲はどこにいればいい?


記念日に二人で過ごす前に気が早い花束
あなたの照れ笑い


思い出と呼ぶには
まだ心が青すぎて


あなたが好きだった
オレンジ色の部屋に一人

あなたの面影と離れられずに


花は枯れ、萎れて
部屋の片隅


あなたから貰った唯一の花束だったのに

2005/03/22 (Tue)

[22] 最後のデート
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ここで泣くのはズルイよね


あなたに背をむけ強がり言ったのは

このまま一緒に帰ったら泣きそうだったから
甘えそうだったから


涙に嘘は無いけれど
涙で困らせたくなかった

それに悔しいじゃない

最後の顔が泣き顔なんて


最後のデート

あなたはいつも通りに優しくて
私の気持ちはかきみだされる

笑いながらも
切なくて
悲しくて


ねぇ、お願いだから早く行って
声を殺すのもそろそろ限界

強がりも言えなくなった

ねぇ、好きだったよ




ここで泣くのはズルイよね

2005/03/21 (Mon)

[21] 春風のような君
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水を切るように
君は誰も傷つけない

やんわりと話すクセに
穏やかな笑顔で人を癒しているんだよ

君はいつも誰かを気にしてる


小さい石けん手の上に
置いて力一杯握ってた


何だか君はいつも
重いもの背負ってるね


意地らしいほどに優しくて
誰もが君を愛してる

君の優しさ春風のように人を包み込む


だけど、僕は心配だよ

もっと自分を大切に
ナンテ思ってるくせに

僕も君の優しさに甘えてしまってる


君の春風に
僕がなれたらな

君より自分勝手な僕だけど
君の力になりたいんだ


切なげな瞳が出してる
合図を
最初に感じ取れる人になれたら


僕になら
傷つけてもいいんだよ

2005/03/19 (Sat)

[16] シャボン玉
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春に近づく夕方に
舞い上がるシャボン玉


違う世界に迷い込む


まるで
不思議の国のアリスのように


あなたの温度を知ってから
私の右手は凍えてる


早歩きのあなたと離れないように

私も早歩きしているの
気付いてる?




夕日にとけるシャボン玉




雪のようで
雪じゃない

光のようで
光じゃない


風と一緒に消えていく


思い出す
あなたの横顔


あなたの温度を待ちわびて
私の右手は凍えてる

2005/03/13 (Sun)

[15] 箱の中の想い
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箱の中に押し込めた
3年前の想い


今よりもっと子供で
今よりもっと幼くて


見えていることが
少なすぎて


あなたも凄く
傷ついてたのに…


自分のことばっかりだったね


痛みのほうが多い恋だったけど


―愛しかった―


箱の中に押し込めた
3年前の想い




今日
久しぶりに開けてみます

2005/03/13 (Sun)

[14] 青い日々
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壁の落書き
誰の叫びか

痛い心が伝わってきた

辛いと言っている落書きが
僕の胸に飛び込んだ


人はなぜ皆悩み
人はなぜに泣くの?


『明るいのが良い』と
昔、誰かが言っていた


冷たい夜明け、また朝が来た

当たり前でも悲しみ増える

わからないように
笑顔の仮面

また
今日も隠してしまう


本当の私は
昼の星のように

自分の光を
懸命に誰かに伝える


壁の落書き
誰の叫びか

痛い心が響いてくる

本当の強さはきっと
見せびらかさぬ者が持つ


雨が降ってきても
傘をささずに立つ


雨よ体濡らし
黒い心流して

私は本当は
弱く小さい只の人


壁の落書き
誰の叫びか

痛い心を思い出す



悩みが消えることは無いけれど

『ひとりじゃない』と

忘れずに歩こう


ありきたりな言葉が響く

2005/03/13 (Sun)

[13] 過去と今
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懐かしい歌を口ずさみながら
窓から見える星、眺めてた


何に怯えてた?
切なき思い出たち


何に隠れてた?
切なき過去の僕


泣いてる子供があの日の僕に
重なって見えて

言葉に出せない想いが溢れる


星が綺麗に輝く空を
最近はずっと見てなかったね


まだ
うっすらとしか見えない星が
なんだか胸にしみ込んでいく



あの日の僕が
僕の背中を支えてる

2005/03/07 (Mon)

[12] クセ
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イタズラに頭をなでる
あなたのクセが私の心を締め付ける


あなたとはただの友達
だけど期待しちゃうよ


二人きりの帰り道


私の鼓動が激しく動き
全てがキラキラ輝き出して


ねえ、好きなんだ
本当は好きなんだ


考える時に眉毛を掻いて

照れると赤くなる耳

私よりも空に近いあなたの髪が光に揺れる事とか

あなたの仕草全てが愛しくて


ねえ、抱き締めて
きつく抱き締めて

こんなことを、いつも思ってる


あなたにふれたいの


あなたといると
太陽の下にいるみたいにぽかぽかで

自然に優しくなれるんだ
でも



ねえ、やめて
そんなに優しくふれないで

もっともっと好きになる

もっともっとふれてほしい

もっともっと期待しちゃう




イタズラに頭をなでるクセのあなた


あなたのカバンをそっと握って
あなたの隣に歩くのが
私のクセ

2005/03/06 (Sun)

[11] 言葉
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言葉はとても大きい
気持ちを表す大きな言葉


たった一言が嬉しくて
たった一言が切なくて


ねえ、わかる?
この想い


不器用な私の
この想い

あなたに届いて欲しいけど


口から出てくる言葉は
他愛もないものばかり


タイセツなんだ
あなたと過ごすこの時間

タイセツなんだ
あなたの仕草全てが


タイセツなんだ
あなたの事を愛するこの想いが


言葉はとても大きい

2005/03/06 (Sun)

[10] 日曜日の奇跡
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日曜日の奇跡
君からの電話、デートの誘い


急いで服選んで
急いで髪なおして


『日曜日はいつも寝ているの』

なんて
冗談で言った言葉に感謝しちゃう


いつもよりも念入りにマツゲをあげて
目を大きくしてやるわ


嗚呼、服が決まらない
昨日言ってほしかった

お気に入りを洗濯しちゃったの

普段、男らしい私だから、今日はスカートでもはいちゃおうかな?

嗚呼、悩む


催促するように、君からの電話

家の前にいる君が
なんだか可愛らしくて


玄関を開けると君がいる
ドアノブ握って
急に緊張してきたよ


私服の君に、ドキドキが止まらない

なんでこんなにドキドキするの?


日曜日の奇跡
ずっと好きだった君とのデート


見慣れた近所が、輝いて
いつもの風が優しくて
でも
君の手が一番優しいの
あなたの温度に集中しちゃう


背が高い君の耳が赤い




日曜日の奇跡
素直になりたかった私を素直にしてくれた


日曜日の奇跡

2005/03/05 (Sat)
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