詩人:安曇 | [投票][得票][編集] |
壁の落書き
誰の叫びか
痛い心が伝わってきた
辛いと言っている落書きが
僕の胸に飛び込んだ
人はなぜ皆悩み
人はなぜに泣くの?
『明るいのが良い』と
昔、誰かが言っていた
冷たい夜明け、また朝が来た
当たり前でも悲しみ増える
わからないように
笑顔の仮面
また
今日も隠してしまう
本当の私は
昼の星のように
自分の光を
懸命に誰かに伝える
壁の落書き
誰の叫びか
痛い心が響いてくる
本当の強さはきっと
見せびらかさぬ者が持つ
雨が降ってきても
傘をささずに立つ
雨よ体濡らし
黒い心流して
私は本当は
弱く小さい只の人
壁の落書き
誰の叫びか
痛い心を思い出す
悩みが消えることは無いけれど
『ひとりじゃない』と
忘れずに歩こう
ありきたりな言葉が響く