詩人:安曇 | [投票][編集] |
光りが流れる冬の昼
ひだまりぽかぽか夢見心地
冬の吐息に染められて
日に日に色付く並木道
切なく感じる瞬間が前より増えているんだ
何故かわからないけど
僕の右手がいつも冷えている
君の温度を知ってから
色付いた葉っぱの雨
車が通るたび舞い上がる落ち葉
君と見られるこの景色
君と過ごせるこの時間
手放せない
光りが流れる冬の午後
ひだまり、君の手、優しくて
冬の吐息に染められた
色付く並木道
僕らも染まる
冬の吐息に染められて
私も恋しく色付いた
ふと君が目を閉じて浮かぶ人が
僕でありますよにと
静かに祈り
光りが流れるこの時を
できるだけ長く歩いてた